この記事はグウェントの最新の話題をちょっとだけ遅れてまとめる記事です。公式フォーラムや Reddit からの情報が中心となります。

お品書き

  • 先週の1枚:水分補給大事
  • 先週の箇条書き:TWIG概要
  • 「ブロンズアップデート」の意味
  • やりがちなミス:勝ち筋を見極める編
  • 小ネタ集:ホットフィックスはないなど

先週の1枚:水分補給大事

夏真っ盛りですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はここのところずっと夏バテ状態ですが、熱中症にお気を付けください。屋内でグウェントをしているときでも水分補給を忘れずに。エール(アルコール)は分解と排出に体内の水分を使うのでお勧めしません。

先週の箇条書き:TWIG概要

※日本語字幕をONにして御覧ください。

  • ブルザ「やあ、ブルザだよ」(シンジケートのコインTシャツ)
  • ゲーム内ショップでシーズン・エルフの装飾品が購入できる。
  • 期間限定で「プレミアムタル・ノヴィグラド」が販売中。
  • 今週のパートナー紹介は Spyro_ZA だ。
  • Team Leviathan Gaming がシーズン・ドラコニッドのシーズンモード向けデッキを紹介している。

※Team Leviathan Gaming のデッキガイド

「ブロンズアップデート」の意味

《シンジケート》の新リーダー  シギスムンド・ディクストラ  の追加や《北方諸国》の強化で環境が大きく動きましたが、同時にグウェントそのものの基本的な方向性に大きな変化が起こりました。それが「ユニットが与えるダメージの低下」と「ブロンズカードの強化」です。

グウェントの老舗チーム Team Aretuza が、今回でアップデートで導入されたグウェントの本質的な変化を分析した記事「A Deep Dive into the Bronze Update Patch」を公開しています。

上記の翻訳記事を Dekki に投稿しました。

お盆でお時間のある方はじっくり読んでみてください。また、要点を紹介します。記事で指摘している「ブロンズアップデート」がもたらしたグウェントの変化は大きく4点です。

  • 除去されにくくなったことでエンジンカードが点数を出しやすくなった。
  • 大量の低コストカードと大量の高コストカードからなる「分極化」されたデッキが作りやすくなった。
  • 試合の序盤に、低コストのエンジンユニットと高コスト除去ユニットの交換という駆け引きの場面が増えた。
  • ブロンズカードが強くなったので手札差を求めて、前半に強いカードを大量に使って後半の手札が弱くなっても、勝てる機会が増えた。

前半の2つは直接的な変化で気づきやすいかと思います。2番目については、今回のアップデートでコスト低下が起きたことから「HyperThin(超圧縮)」と呼ばれるニルフガードデッキが作成できるようになったというのが一番目立つ例でしょう。下記に公式サイトのデッキライブラリへのリンクを紹介します。動画説明もされているので一度ご覧ください。

後半の2つが、この記事のキモです。アップデート前はエンジンユニットはほぼ生き残らなかったので「テンポの出し合い」という要素が中心でした。除去可能なほどのダメージを与えられるユニットが少なくなったので、相手を点数で上回るために低コストブロンズに高コストゴールドをぶつけるべきかどうかが、より問われるようになっています。できれば強カードは温存したい、しかし、それでは相手のエンジンを止められないという状況が増えています。

それと同時に、ブロンズ自体が強くなったおかげで、前半に強カードを多く使ったとしても、例えば第1ラウンドに手札差なしで勝利するように後半の手札差を獲ることが出来れば、ブロンズだけでも後半に勝てるというケースも増えています。

リソース管理の黄金則、「必要最小限の努力で第1ラウンドに勝ち」「第2ラウンドにブリーディング可能ならばする」「第3ラウンドは強カードで押し切る」に従わないケースもあると見極める必要が出てきます。

ただし、あとがきで書いたように、現状はデッキ間の強さのバランスが崩れており、デッキ同士の相性の影響が非常に大きく出ていて、この記事で説明されたような変化は感じにくいかと思います。8月末にふたたび調整が入るので、その後はこの記事が指摘した変化を感じることができるようになると思います。

過去何度も弱体を受けた《モンスター》勢力。  グール  は以前はコスト8でゴールドカードも捕食できた。他の勢力のブロンズが期待得点を大きく増やした中、《モンスター》は目立った強化を受けていない。元々瞬間得点(テンポ)に強みのあった勢力でエンジンデッキに弱いという特徴があったが、ブロンズアップデート後はテンポでも他の勢力の後塵を拝するようになっている。使いやすさから「早打ち」のシーズンモードでは健在である。

やりがちなミス:勝ち筋を見極める編

先週はアップデートの紹介が中心で記事にできませんでしたが、 Spyro_ZA の「Common Mistakes」シリーズの第4回目「勝ち筋を見極める」編を扱います。アップデート前の状態での動画となりますが、内容自体はむしろアップデート後のグウェントにおいて重要になるコンセプトとなります。これまでの3回分も応用的な内容でしたが、今回も総合的な判断力が問われます。

動画の要約を下記に記します。

【導入部】

  • 今回の内容は「勝ち筋を見極める」だ。「勝ち筋を見極める」とはどういうことか。安全策をとっても試合に勝てるかを知ることである。
  • グウェントの黄金則として「有利な状況であれば安全策でいけ、不利な状況ならリスクを負え」というものがある。「勝ち筋を見極める」とは、その見極めである。
  • 例えば、(手札が悪いなど)不利な状況では相手が自分のデッキに対するカウンターとなるカードを持っていないと仮定して、とにかく1点でも多く点数を出せるようにプレイしたい。
  • もちろん、相手が  リヴィアのゲラルト  のようにカウンターとなるカードを持っている場合もあるだろう。しかし、不利な状況ではリスクを負う必要がある。※訳注:《リヴィアのゲラルト》のような大戦力除去や  レジス  を避けるために、ブーストできるタイミングでブーストしない、あえて味方ユニットにダメージを与えて戦力を調整するなど、意図的に点数の低いプレイをすることがある。これが「安全策」である。
  • それを見極めるためには、デッキ相性を知り、相手の手札を推測する必要があり難しい。安全策で行くべきか、リスクを負って自分の点数を最大化させるべきか、それが「勝ち筋を見極める」ということである。
  • 相手が特定のカードを持っていないと仮定することは、肝の据わった考え方だ。というのも、第3ラウンドまでくれば相手は確実にキーとなるカードを手札に持っているからだ。しかし、そうは言ってられない場合もある。相手の手札が悪いと仮定しないと勝てない場合は、それを前提にプレイするべきだ。
  • 今回は KingChezz に協力してもらって例となる試合をお見せする。

【第1試合】こちらがあえてリスクを負うことにしたプレイ

  • こちらは  不具のハラルド  で相手(KingChezz)は  ブルーヴァー・ホーグ  である。
  • 例となる状況を作るために第1ラウンドは押して、第2ラウンドは早めに切り上げる。
  • 第3ラウンド開始時:この試合展開で、《ブルーヴァー》相手にロングラウンドするのはあまり良い状況ではない。  ミルヴァ  巨大オーク樹  があるからだ。
  • 相手の1手目に《ミルヴァ》:ここが問題だ。この試合に勝てるだろうか。とりあえず  アン・クライトの賊徒  を使う。
  • 相手の2手目に《駆け出しのドリアード》:ここだ。  双斧のダグル  と《不具のハラルド》のコンボが使えるが、もし相手が  シェルドン・スカッグス  と《巨大オーク樹》を両方持っていたら(安全策で行ったら)点数的に勝てないだろう。悪い状況である。そこで早めに《双斧のダグル》を使ってしまう。《リヴィアのゲラルト》はないと仮定する。勝つためには、この段階で相手のエンジン2枚を破壊したい。
  • 相手の3手目にリーダーアビリティ:これで相手が《リヴィアのゲラルト》を持っていないことが分かった。さっきのは正しい判断だった。
  • 試合終了後:相手は  マハカムの義勇兵  の手札事故があったのにかかわらず、比較的接戦になった。もし、早い段階で《双斧のダグル》コンボを使っていなかったら負けていただろう。もちろん、リスクを負ったからといって、相手の手札が良くても負けていた。ただ、ここではリスクを負わなかったら相手の手札の悪さにも関わらず負けていたということが大事だ。

【第2試合】相手がリスクをとることにしたプレイ

  • こちらは  物乞いの王  で相手(KingChezz)は《ブルーヴァー》だ。後攻をとれたので、手札差なしの勝利を得て、相手を不利な状況に追い込もう。
  • 第1ラウンドに勝利:狙い通り第1ラウンドに手札差なしで勝った。手札を整えたいので第2ラウンドはドライパスをする。
  • 第3ラウンド開始時:  フィリパ・エイルハート  が手札に来なかったのは残念だが  モリールセ  は手札に来た。
  • 相手の1手目:この手はリスキーだ。こちらのデッキには《フィリパ》があるので、強奪することができるからだ。しかし、《フィリパ》がないので相手にカウンターすることができない。
  • 第3ラウンド終了時:僅差で負けたが、相手は《フィリパ》がないことを前提にリスクを負ったプレイをしたから勝てた。(手札損という)悪い状況だからこそ相手がリスクを負った結果、相手が勝った。
  • 《フィリパ》さえあればこちらが勝っていたが、相手はこちらに《フィリパ》がないと仮定してリスクを負って点数を最大化した。これが「勝ち筋を見極める」ということである。状況を分析して、安全策では勝てないと思うのなら、リスクを負ってでも勝つ可能性に賭ける必要がある。

小ネタ集

ホットフィックスはない

おそらくスタッフが夏休みだということがあると思いますが、現在の環境に対して、ホットフィックスの修正は行わないとのことです。次の調整は定例の月末に行われます。

メタレポートが更新

さすがにちょっと環境のバランスが崩れているのがうかがえます。

《フランチェスカ》よりも魔法使いな《クリーヴァー》

 クリーヴァー  の使われ方は、最初期には「犯罪クリーヴァーの犯罪ムーヴ」「ショープ・クリーヴァー」などのパターンがありましたが、ここにきて「焦土クリーヴァー」です。夏だね!

絶対間に合わないシーズンモード

SpecimenGwent が  シアンナ  ヴァーノン・ロッシュ  の2枚プレイと2回使う「絶対間に合わない」デッキでシーズンモードにチャレンジしました。しかも PS4 でプレイしています。笑うしかありません。

2万点《アグレイ》

一瞬どういうデッキだ?と思いますが、フレンドマッチを利用して  錬金術師  カールドウェル伯爵  をうまく使い  アグレイ  の点数を極大化するプレイです。おそらくホームカミング後最高得点ではないでしょうか。

おわりに

《アーダル・エプ・デヒー》恐怖症です。怖くてシーズンモードしかプレイできません。

それじゃ、お盆もグウェントでもやらない?